【映画感想】ONE PIECE FILM RED
友達に誘われてワンピースの映画を見に行ったワンピ少しだけ知っている者の感想
私のワンピースの知識
・アラバスタは結構覚えている
・麦わらの一味の構成員はわかる(ジンベエ加入は知らなかった…)
・海軍と海賊はわかるけど、第三勢力がいるっぽい?のは知らない
→ これでも全然映画見るのは問題なし
映画の全体的な感想
ウタという少女が狂気に飲まれていく姿をAdoさんの暴力的な歌唱力でお送りされるカロリーの高い作品という印象。
ウタがどこまでも中心になってるから、シャンクスや麦わらの一味の活躍を期待してた人はちょっと期待外れになってしまうかもしれない。
ウタという少女について
あの可憐な見た目に対してハスキー声のAdoさんが歌唱は正直合わないのではと思ってたけど、ボイスキャストの名塚さんのAdoさんっぽさに寄せる演技もあって、ウタの鮮烈さを見せつけるのにはAdoさんのパワフルな歌唱はすごい合ってるなと思った。
ウタの言動はメンヘラという例えもできるかもしれないけれど、逃げ場がないことでの精神崩壊にも見える。
みんなの期待に応えるために自分を犠牲にして頑張っても、実際に願った大衆はそんなの望んでいないと手のひらを返してウタを非難するシーンは現実でもあり得る風景ですごい生々しかった…。
映画を見終わった後考えると、映画の開始時点でウタの破滅的な行動は避けられないもので、ワンピースの映画で一人の少女が病んでいくところをしっかり描写されるとは思わなかった…。(ワンピ好きな人ほどちょっと評価割れそう)
PVや音楽番組で『新世界』が流れたときは前向きで明るい曲と思ったけど、映画見た後に聴くとちょっとこの時点でウタがやばくなっていく片鱗あったんだって気づける、怖いなぁ…。
劇場体験のおすすめ
ライブシーンがしっかりあって、Adoさんのエネルギッシュな歌唱でぶつけられるウタの気持ちや慟哭は大きな画面と良い音響味わった方がいいなと思った。
音響の良い関東圏の映画館として、私は川崎のチネチッタを推してます。